カートへの商品追加や購入などのイベントデータをFacebookに送信する際に使用する送信方法を設定する機能です。
サーバーイベントとは?
サーバーイベントとは、顧客が商品をカートに追加したり購入するなどのイベントが発生した際に、そのイベントデータをCafe24のサーバーからFacebookのサーバーに直接送信することを意味します。
Facebookチャネルのチャネル設定メニューに表示されるポップアップウィンドウにて設定を完了するとショップにピクセルがインストールされ、ピクセルを通してブラウザで発生した購入者関連のイベント(カートへの商品追加、購入など)を送信することになります。
[Facebookチャネル]ピクセル(Pixel)の使用方法を教えてください。詳細を見る >
ただし、ブラウザの特性上、Cookieのブロックなどが原因となりデータ消失が発生する場合があります。
そのようなトラブルの発生を防止し、より精度の高いデータを送信するために、Facebookチャネルではブラウザイベント(ピクセル)に加えサーバーイベントの提供にも対応しています。
ブラウザイベントとサーバーイベントを同時に使用する場合のメリットは?
ブラウザイベント(ピクセル)とサーバーイベントを同時に使用する場合のメリットは次の通りです。
1. 安定的なデータ共有の実現
GDPR(Cookieの使用に対する同意)やadblocker、iOS 14 ATT(App Tracking Transparency)フレームワークの更新などから分かるように、広告業界の規制・ポリシーは消費者の個人情報保護に向けて発展し続けています。このような業界のトレンドは、今後ブラウザでのピクセルを通した顧客行動(イベント)のトラッキングおよび広告掲載の最適化にも影響することと予想されます。
そのため、Facebookチャネルではサーバーイベントとブラウザイベントを同時に使用できる機能を提供することで、より安定的なデータ共有をサポートとしています。
2. より精度の高いデータの提供
外部の決済サービス(○○Payなど)を使用した決済が発生した場合、ブラウザイベントではデータを十分に把握できない可能性があります。サーバーイベントを使用すると、外部の決済サービスで決済が完了した購入イベントのデータをサーバーイベントとしても送信することになるため、データの精度を高めるとともに、より具体的なトラッキングを可能にします。
提供されるピクセル(ブラウザ)イベント
チャネル設定より提供されるブラウザイベントは次の通りです。※Mobileデザインにも同一内容で適用されます。
- すべてのページ:ページビュー(Pageview)
- 商品詳細ページ:コンテンツビュー(ViewContent)
- カートページ:カートに追加(AddToCart)
- 注文書作成ページ:チェックアウト開始(InitiateCheckout)
- 注文完了ページ:購入(Purchase)
- 商品検索ページ:検索(Search)
- 会員登録完了ページ:登録完了(CompleteRegistration)
提供されるコンバージョンAPI(サーバー)イベント
チャネル設定より提供されるサーバーイベントは次の通りです。※Mobileデザインにも同一内容で適用されます。
- カートページ:カートに追加(AddToCart)
- 注文書作成ページ:チェックアウト開始(InitiateCheckout)
- 注文完了ページ:購入(Purchase)
設定方法を教えてください。
1. [販売チャネル > Facebook > Facebookチャネル]メニューにアクセスし、表示されるポップアップウィンドウから設定を完了します。
2. 1の設定を完了した後、チャネル設定の「ブラウザ/サーバーイベントの設定」項目からブラウザイベントおよびサーバーイベントに関する設定を行うことができます。
※旧バージョンのFacebookチャネル(FBE (v 1.0))を使用している場合、一部機能の使用が制限される場合があります。サーバーイベントの使用をご希望の場合、先にバージョンのアップデートを行ってください。
Facebookチャネルで設定を行う場合のメリットは?
簡単かつスピーディーな設定が可能です。
Facebookのサーバーにサーバーイベントを送信するには、コンバージョンAPIを使用する必要があります。
Facebookチャネルでサーバーイベントに関する設定を行う場合は手動でAPIを設定する必要がなく、チャネル設定を完了するだけですぐに使用できるため、より便利な活用が可能です。
FacebookのコンバージョンAPIに関する情報を確認する >
送信されたデータに関するレポートの確認方法は以下の内容をご参照ください。
Facebookの[イベントマネージャ > データソース]にてデータを確認することができます。
ブラウザイベント・サーバーイベントを両方使用している場合、[イベントマネージャ > データソース > 概要]の下部に表示されるテーブルの「接続方法」にイベントタイプが表示されます。
ただし、ブラウザイベントとサーバーイベントが同時に送信された場合、重複データは削除され、Facebookが先に受信したデータが優先表示されます。
ブラウザイベントとサーバーイベントがほぼ同時に送信された場合、Facebookは関連ポリシーに基づいてブラウザイベントを優先して受信することになります。
なお、[イベントマネージャ > データソース > 概要]の下部に表示されるテーブルでイベント名をクリックした後、「データをエクスポート」を選択するとデータの詳細を確認することが可能です。